沖縄芝居」カテゴリーアーカイブ

琉球歌劇公演‐伊良波冴子・伊良波さゆき母の日公演‐2011年母の日

前回の2010年10月の薬師堂を観てからだいぶ時間が過ぎてしまいましたが2011年5月、久しぶりに沖縄に
訪問して劇団伊良波、伊良波冴子・伊良波さゆき母の日公演を観ました。
この時は宜野湾市のホールでの公演だったようで当時のMIXIの日記を見てみると、
以下MIXIより転載
場所は那覇からちょっとだけ離れた宜野湾市
当初バスで行こうかと思っていたのですが結局レンタカーを
借りちゃいました。
バスだと1時間以上かかるはずだったのですが、カーナビに目的地を
入れると30分位(笑)
宜野湾のマックスバリューに立ち寄りお弁当買って朝食にしました。
目的地の近くまで行くと普天間宮の看板を発見!
まだ開演まで時間があったのでお参りしてきました。
11時いよいよ劇団伊良波、伊良波冴子・さゆき母の日公演開幕です!
座長の伊良波冴子さんが客席後方から歌いながら登場です。
うーんいいな、この感じ!と思っていました。
今回どの作品も初めて観たのですが、どれもとても楽しかった!
それぞれの作品でそれぞれの役者さんがいい味を出していました。
普段2枚目を演じている役者さんが3枚目を演じたりと面白かったです。
皆さん歌も上手だし表情もとても豊かだなーと思いました。
幕間の舞踊もよかったです。
地謡も若手ながらいい声してました!
やっぱり劇団伊良波はいいですね!
上演演目
「貞女と孝子」
「新むんじゅるー」
「馬山川」
舞踊:谷茶前・鳩間節・日傘踊り・恋ぬ花
さて公演終了後、せっかく車もあることだし金武まで足を延ばして
タコライス発祥のパーラー千里に行き、タコライスを購入、近くの
駐車場で海を見ながら食べました。
飲み物はドクターペッパー、最強のコンビです。
ここのタコライスはやっぱりおいしい!
今回食べたもの:
魚フライ、唐揚げ梅しそ巻き、ポークたまごおにぎり(イオン)
ゴーヤチャンプル弁当、フーチャンプル弁当(ほっともっと)
タコライス(レタス、チーズ入り)パーラー千里
紅芋ソフトバニラミックス(伊芸PA)
ソーメンチャンプル、ゴーヤチャンプル入り弁当、紅芋ソフトミックス(那覇空港)
どーも一人だとなかなかお店に入りずらいので上記のような感じですが
自分的には大満足でした(笑)
やっぱり歌劇は面白い!ということで沖縄また行きたいな♪
以上MIXIより。
ちなみにパーラ―千里を初めて知ったのはもうずっと前の事でしたがJTAの機内誌に紹介されていて
ずっと行きたいと思っていたのでした。
残念ながらパーラー千里は閉店してしまいましたが、系列のキングタコス本店が金武にあるようです。
ここのタコライスはめちゃめちゃ山盛りで、こぼさずに食べる事が大変だった思い出があります。
結局こぼしちゃったけど(笑)

琉球歌劇公演‐「薬師堂」~琉球歌劇の今~2

2010年10月11日(月)祝日 国立劇場おきなわ大劇場
主催は沖縄県芸能関連協議会(沖芸連)でした。
第一部の踊りはすべて伊良波尹吉(いんきち)ゆかりの舞踊で琉球舞踊保存会を中心に踊られたようです。
越来よーは佐辺良和さんと伊良波さゆきさんの二人だったようです。
第二部の薬師堂は伊良波尹吉作で配役は以下の通り。
白河白露   金城真次
友人     知名剛史
友人     佐辺良和
初岡鶴    伊良波さゆき
乳母     与座喜美子
初岡鶴父   春洋一
下男・次良  北村三郎
下男・カミジャ高宮城実人
東風平親雲上 具志清健
その妻    真栄田文子
息子・真刈  糸数きよし
地揺     徳原清文・恩納裕・伊禮彰宏
あらすじ
白川白露は三月三日の浜下りの日に友人たちと薬師堂の浜に出かけ、美しい娘初岡鶴を見初め、仮病を使って友人たちと別れ、鶴に近づきめでたく恋仲になります。
それ以来二人は夜ごとに鶴の屋敷で逢瀬を重ねていたがある日父に知られ勘当され乳母と身を隠してしまいます。
白露は、鶴の居場所を探し当て、出てきた乳母の面会を懇願するが、既に鶴は他界したと聞かされて自殺しようとしますが鶴の遺書を渡されて、そこには立派に学問を修めて欲しいと書いており、その後遺言通り、立派に学問を修め科挙に合格します。
鶴の霊前にそのことを報告しようとやってくると・・・
琉球歌劇って本当面白いですよ!

琉球歌劇公演‐「薬師堂」~琉球歌劇の今~

2010年7月に国立劇場おきなわで行われた「浅地紺地・御書院若衆」を観に行った時にこの公演情報を知り、
2か月ぶりに沖縄へやってきました(笑)
確か琉球歌劇保存会の主催だったと思います。
伊江島ハンド‐小・奥山の牡丹・泊阿嘉の三大歌劇に薬師堂を加え四台歌劇と言われることもあるようです。
第一部 舞踊(琉球舞踊保存会を中心に)
かぎやで風
越来よー
鳩間節
金細工
南洋浜千鳥
人間国宝の宮城能鳳はじめすごい先生方が踊ってました。
地揺も人間国宝の照喜名朝一、西江喜春、玉城正治とすごかったです。
第二部 琉球歌劇 薬師堂
初めて観る作品だったのでとても楽しみにしてました。
演出の八木政男のうちなーぐち(沖縄言葉)のご挨拶で始まりました。
周りのおばあは笑ってましたが言葉がわかりませんでした(笑)
主人公の白河白露役の金城真次は2枚目役が似合ってました。
友人役の佐辺良和も2枚目です。いい役者さんでした。
ヒロインの鶴役の伊良波さゆきはやっぱり歌が上手だなと思いながら
観てました。
下男役の北村三郎と高宮城実人はとても楽しく会場が笑いであふれて
いました。
他の役者さんもとてもよく個人的にはとてもいい配役だったと
思います。
三月遊びの場面でのやりとりもとても楽しかったです。
どうもなかなか舞台の良さを言葉で表現するのは難しいのですが
今回観に来てよかった!!!と思える作品でした。
沖縄もう少し暑いかなと思っていたのですが、飛行機から降りた時は
ちょっとむあっとした感じでしたが、空港の外へ出るととても
さわやかな感じで過ごしやすかったです。
ちょうど那覇祭りが開催されており58号線が通行止めになると
思っていたのでどうやって国立劇場まで行こうかと思っていたのですが
通行止めはなくまったく問題ありませんでした。
※MIXIの当時の日記から転載
薬師堂とてもいい作品です。
上演機会も多い作品だと思いますので、皆さんも是非機会があればご覧頂きたいです。

琉球歌劇公演‐「浅地紺地(あさじくんじ)・御書院若衆(うしゅいんわかしゅ)

2010年1月に行われた琉球歌劇保存会の公演、琉球歌劇「伊江島ハンドー小」を観に年明け早々から沖縄に出かけたのですが、この年は劇団伊良波の母の日の公演がなく、7月まで歌劇鑑賞はお預けでした。
2010年7月に国立劇場おきなわで開催された普及公演「浅地紺地・御書院若衆」で久しぶりに歌劇の観劇です。

第一部の「浅地紺地」は4つの代表的な歌劇「奥山の牡丹」「中城情話」「恐ろしき一夜」「伊江島ハンド‐小」のオムニバス版で琉球歌劇初心者にとっていろいろな作品を一度に観れて
嬉しいものでした。
出演は大田守邦さんと小嶺和佳子さんのお二人で、大田さんは東京の能楽堂で組踊「女物狂」で人盗人を演じた方です。小嶺和佳子さんは、あとからわかったのですが時代劇今帰仁由来記にもご出演されていたのですが
もう本当にこの時に歌も上手でとてもかわいらしく、すっかりファンになってしまいました(笑)

第二部の「御書院若衆」には伊良波さゆきさんや佐辺良和さんはじめ、劇団伊良波にご出演されている方がたくさん出演されていたので、母の日には観劇できませんでしたが、7月になって劇団伊良波の公演を観ることが
できて嬉しかったです。
この作品もとても面白く、またもや琉球歌劇に魅了されてしまったのでした。
この時の地揺も振り返ってみると恩納裕さんや花城英樹さんといった好きな地揺さんが出演されて
いるので、豪華だったなと感じております。

あらすじや出演者は国立劇場おきなわHPでご確認下さい。
公演情報→沖縄芝居→4
国立劇場おきなわ

「第一回玉城和樹独演会 時分の聲」-沖縄伝統芸能公演情報‐-

琉球古典音楽安冨祖流絃声会 師範の玉城和樹さんが1月29日(日)に第一回独演会を開催します。
その名も「第一回玉城和樹独演会 時分の聲」
玉城和樹さんは人間国宝西江喜春先生の愛弟子で、沖縄県立芸術大学大学院、国立劇場おきなわ第一期組踊研修を修了、現在琉球舞踊や組踊の地揺や琉球歌劇を始め沖縄芝居の地揺として大変活躍されている若手奏者です。
ここ数年、私が大好きな琉球歌劇の劇団伊良波の地揺も務めていらっしゃいます。
玉城和樹さんは私が大好きな歌三線の奏者の一人でして、この方の歌声はとても素晴らしいです。
この公演、玉城和樹さんの歌声を堪能できるだけでなく、なにがすごいかというと踊りで出演される立ち方さんや賛助出演される方もすごい方ばかりです。
プログロムを紹介致しますと、
第一部
古典音楽独唱 「作田節」
女踊り 「柳」    「踊り」佐辺良和
二才踊り「高平良万才」「踊り」川満香多
雑踊り 「花風」   「踊り」金城真次
内組踊 「加那ヨー天川「踊り」嘉数道彦・宮城茂雄
第二部
組踊  「二童敵討」
阿麻和利   宇座仁一
鶴松     金城真次
亀千代    玉城匠
母      新垣悟
供1     川満香多
供2     佐辺良和
供3     嘉数道彦
きゃうこ持ち 大浜暢明
古典音楽独唱 「仲風節」
賛助出演 琴 池間北斗 笛 入嵩西諭 胡弓 新垣俊道 太鼓 宮里和樹
皆さん沖縄伝統芸能の第一線で活躍されている大変人気のある方々ばかりで超豪華です。
残念ながら既にチケットは完売していますが、同日琉球古典音楽のCDが発売されますので
また改めてお伝えします。
日時:平成29年1月29日
場所:国立劇場おきなわ小劇場
開場:午後13時半 開演:14時

沖縄伝統芸能‐琉球歌劇公演‐伊江島ハンド-小(ぐゎー)

2009年12月「歌劇の世界~色に香に」を観に行った時最後に琉球歌劇保存会が1月に「伊江島ハンドー小」を上演するとのアナウンスがあり、「お!伊江島ハンド小!主演は伊良波さゆきさん!これは観たい!!と思いまたもや沖縄に行ってしまいました(笑)
伊江島ハンド小ーと言えば、いろいろ情報収集している時に出会った歌劇のCD!もうこのCDも何度も何度も聴いて生で観てみたいなぁと思っていたものでしたので、なんとか都合をつけたのでした。
主演はのハンド小には伊良波さゆきさん、マチ小には確か知念あきさんだったと思います。
伊江島ハンド小は琉球三大歌劇の一つで真境名吉康の悲哀物語です。
辺土名村に住んでいる美しい娘ハンド小は遭難した伊江島の男加那を助け世話をするうちの恋仲になるのですが、実は加那には妻がいて、ある日妻が迎えに来て、ハンド小に何も告げずに伊江島に帰ってしまうところから物語ははじまります。
もう幕開けから「おお!CDと一緒だ!」と感動したものです(笑)
これ本当にいい作品でした。
でも実は結構怖い作品でもあるのです。
ある意味怪談劇といってもいいくらいです。
もし伊江島ハンド小が上演される予定になっていたら是非劇場まで足を運んで鑑賞して頂きたいと
思います!

沖縄伝統芸能‐琉球古典音楽安冨祖流 笛師範 澤井毎里子さん紹介

琉球歌劇の公演を観に沖縄に通うようになった2009年から2010年頃の事です。
当時いろいろと情報収集等している時にSNSのMIXIでおおまりさんという方の書いている文章がとても
面白くお友達になって頂きました。
おおまりさん事澤井毎里子さんは当時沖縄県立芸術大学に在籍している学生さんでした。
この方経歴がとても面白く、ある時会社の勤続〇年記念にもらった旅行券をもらって沖縄の離島
石垣島へ出かけた際、1件のお宅から聞こえてきた三線の音に導かれるようにそこのお宅へお邪魔した事から
沖縄の伝統芸能の道を歩み始めます。

現在澤井さんは琉球古典音楽安冨祖流の「笛」の師範でいらっしゃり、沖縄のポップスから琉球古典音楽と幅広くご活躍されております。
琉球古典音楽関連では琉球古典女子楽団UMINAI(うみない)という琉球古典音楽を演奏するグループを結成されており、琉球歌劇関連では劇団うないの地揺をはじめ数々の芝居公演で地揺を担当されており、とても素晴らしい演奏をされております。

また、歌声もとても素晴らしくJTAの機内のチャンネルで聴ける曲にも選曲された事もあります。
この方との出会いがその後の私の琉球歌劇鑑賞や琉球古典音楽鑑賞、沖縄伝統芸能鑑賞に
多大な影響を与えるとはこの頃はしるよしもありませんでしたがまた改めて書きたいと思います。

澤井毎理子さんの関連するホームページのURLを下記に記しておきますので皆さんも是非ご訪問下さい。

おおまり澤井毎里子Offical Web

琉球古典女子楽団UMINAI(うみない)の日々

沖縄伝統芸能‐琉球歌劇CD‐「奥山の牡丹」・「泊阿嘉」・「伊江島ハンド小」

2009年5月に「伊良波冴子・伊良波さゆき母の日公演」で中城情話を観てから精力的に琉球歌劇を観に
沖縄まで足を運んでいました。
この時の演目は他に「五人の母」と歌劇「ヒーファー小」だったと過去の日記から判明しました。
「五人の母」は歌劇ではなく沖縄の芝居の中では「セリフ劇」という位置づけらしく、役者さんのセリフが中心のお芝居でした。沖縄県外の私にとってうちなーぐちと呼ばれる沖縄の言葉は難しく、字幕も無かったので敷居が高く感じました(笑)芝居自体は良かったと思います。「ヒーファー小」を歌劇でしたのであらすじは覚えていませんがとても楽しかったような気がします。
そんなこんなでいろいろと琉球歌劇について調べていく過程で琉球歌劇のCDが発売されていることを
知りました。
琉球歌劇には三大名作と呼ばれている作品があり、それが「奥山の牡丹」・「泊阿嘉」・「伊江島ハンド小」で、昔のテープ版をリメークしてマルフクレコードからCDとして復刻発売したものでした。
早速購入して聴いたのですが、もうあのテレビで観た(聴いた)歌劇の世界そのもので、このCDも何度も何度も聴いて琉球歌劇に対しての思いを馳せたものでした。



琉球歌劇公演「中城情話」配役

2009年母の日に初めて生で観た劇団伊良波「中城情話(なかぐすくじょうわ)」
実はこの時諸事情により東京から日帰りでした(笑)
空港からすぐのレンタカー屋さんでレンタカーを借り豊見城中央公民館に向かい観劇、
その後空港に戻り東京に戻ったのでした。
ちなみにわたくしフランス日帰り(実質0泊2日)もした事あるので沖縄日帰り位なら楽なもんです(笑)
さて中城情話の配役がわかりましたのでご紹介します。
里之子:佐辺良和
阿兄小:神谷武史
うさ小:伊良波さゆき
主:島袋光尋
阿兄小の妹:知念亜紀
今思えばとてもいい配役だなと思います。
佐辺良和さん、神谷武史さん、知念亜紀さんは琉球歌劇の公演によくご出演されており、皆さん好きな役者さん方です。
知念亜紀さんはジュリ役とかとてもかわいらしく歌も上手でいつも楽しく拝見させて頂いております。
佐辺良和さんは琉球舞踊、組踊立ち方を幅広くご活躍されており昨年沖縄としては初めて日本伝統文化財団賞を受賞されました。歌劇の公演では二枚目役が多いですがとてもお似合いだと思いながら観劇しております。

琉球歌劇公演‐「歌劇の世界~色に香に」

2009年10月に続きまして、12月国立劇場おきなわでの企画公演「歌劇の世界~色に香に」
タイトル通り琉球歌劇の世界をたっぷりと楽しめる企画公演でした。

5月に劇団伊良波で伊良波さゆきさんの歌声を聴いてすっかりファンになってしまっていたので
伊良波さゆきさんも出演するし、琉球歌劇の名場面をいいとこどりで紹介するオムニバス形式の公演だったのでとても興味を持ち、12月の年末、またまた沖縄まで足を運んでしまったのでした。

第一部は新しい民謡や流行歌を紹介する演目で、まだメジャーデビュー前の上間綾乃や沖縄民謡界でご活躍
されている松田しのぶ、ザフェーレーとして徳原清文、松田弘一、波田間武雄、松田末吉の面々がご出演されています。
第二部は歌劇の名場面を集めた演目で、これまたちゃんと全部観てみたい!と思える作品群でした。
スーヤヌパーパーで演じられた當間武三は若くしてお亡くなりになってしまい残念ですが最初から
笑え楽しい演目でした。大人の事情でURLは載せられませんが、YouTubeでお名前で検索すると動画をご覧
頂けたと思います。
最後は伊良波さゆき、照喜名朝史、大湾三瑠による「仲直り三良小」という作品で、短編ですが
とても楽しい作品でした。
大湾三瑠もよく劇団伊良波の舞台に出演されている方で、好きな役者さんの一人でもあります。
この「歌劇の世界~色に香に」を観てますます琉球歌劇の世界が好きになってしまったのでした。

詳細は公演情報‐沖縄芝居‐4でご覧下さい。
国立劇場おきなわ